ANKHさん家の親子スポーツ日記

先日次男が沖縄に修学旅行に行った時に平和祈念公園に行くというので
祖父の名前が平和の礎に刻んであるので見てきてくれと頼んだ、
昨年夏身内に戦争体験者がいたら話を聞いてくるという社会の宿題が出て
母に祖父の事を聞いたところ沖縄で昭和１９年６月に戦死したことしか
知らなかった、祖父が戦死した後祖母は再婚し義祖父の手前ほとんど語らず
３年前に他界、義祖父も２年前に他界、聞くことも出来なくなっていました、
今年の正月永遠の０を映画館に見に行きあまりにも自分の事ととシンクロ
してしまい驚いた、そして自分も母のために少し調べようと思い県庁に
問い合わせたところ歩兵８９連隊に所属していたことが分かり沖縄戦をネットで
検索すると、沖縄戦について詳しく調べている人のＨＰにたどり着き
その人にメールしたところ埼玉に戦友会があって事務局の連絡先を教えてもらい、
代表者の方に 手紙を出したところ代表者が戦友の皆様に尋ねてくれて、
北海道に同じ中隊の生存者がいて祖父を知っているとわざわざ電話してきてくれました
慰霊のしおりと北海道の方の連絡先を書いた紙を郵送してくれるとのことでした、
しかし待てども郵便物は届かず、１ヶ月位待ってこちらから電話したところ、前回の電話の後
体調を崩して寝込んでいるという事でした、その方も９６歳ですので、もう無理なのかなと
半ば諦めていました、しかし１週間経った今日埼玉から封書が届きました、そして今日その方と
お話する事が出来ました、満州にいる頃よく祖父と 話した事、沖縄戦の凄まじい状況など
いろいろ聞かせてもらえました、祖父が第３大隊第１０中隊に所属し昭和１９年６月２１日に
本島島尻地区、与座岳の１５８高地付近で最後を 迎えた事も教えてもらいました、
今日の事を母に伝えたところとても喜んでいました、

最初にたどり着いたＨＰの管理人さんにお礼のメールをしたところ、戦争体験者は近年高齢化
のため減少しそこまでたどり着くのは奇跡に近い、大変感動しているとの返事をもらえました、
今調べなければ祖父の事は誰も知らないままになったことでしょう、
もしかしたら祖父があの映画にめぐり合わせてくれたのかもしれませんね、
機会があれば沖縄にいって与座にある８９連隊の慰霊碑に行ってみたいですね。